セラクグループのセラクCCCはNTTデータ イントラマートと協業しクラウドBPM領域に進出

■システムの定着・活用に向けたノウハウと、カスタマーサクセス機能を加えた新メニューを共同開発

 セラク<6199>(東証プライム)グループのセラクCCCは25日、NTTデータ イントラマートと(イントラマート社)協業し、イントラマート社のクラウド型ローコード開発サービス「Accel-Mart Quick」に、セラクCCC社のシステムの定着・活用に向けたノウハウと、カスタマーサクセス機能を加えた新メニュー「カスタマーサクセス支援サービス」を2023年10月1日から提供開始すると発表。

 業務プロセスのデジタル化・自動化においても、企業自らがローコードでシステム開発を内製化できるよう伴走しながら支援することで企業のDX推進に貢献する。

【協業の背景】

 セラクCCC社は、2013年より「カスタマーサクセスソリューション事業」として顧客管理(CRM)、営業管理(SFA)、マーケティングオートメーション(MA)をはじめとするクラウドシステムの運用・定着化支援事業を行っており、在籍する300名以上のクラウド人材が400社以上の顧客企業に対しクラウドシステムの運用・定着化を支援している。

 セラクグループとしても、クラウド型統合人事システムCOMPANYの導入・定着化支援や、Microsoft Power Platformなどのローコード開発に注力している。

 2021年からのNTTデータとの協業が大きく加速したことを起点に、イントラマート社のAccel-Mart Quickの新メニュー「カスタマーサクセス支援サービス」の共同開発に至った。

【協業の内容】

■カスタマーサクセスサービスのメニュー開発

 イントラマート社のAccel-Mart Quickは、プログラミング知識がない方でも簡便な業務用アプリケーション開発を可能とするクラウド型ローコード開発サービスである。新メニューでは、サービス導入後の着実なシステム定着と成果創出を目的に、セラクCCCのクラウドシステムの定着・活用促進の過去実績に基づく知見から共同開発した「カスタマーサクセス支援サービス」を提供する。

 同サービスでは、(1)初期導入支援、(2)内製化支援(構築編)、(3)プレミアムサポート(定着編)の3つのプランを用意しており、マスタ設定やサンプル提供だけではなく、初回ヒアリングやQ&A対応、運用開始後の定期打ち合わせも完備しているため、早期プロジェクトの立ち上げと同時に組織の自走を実現する。

 一方で、自走しきれない顧客にはセラクCCC単独での導入支援、オンサイトを主とした定着・活用支援を提供する。

■カスタマーサクセスチームの体制構築

 今回イントラマート社が提供するAccel-Mart Quickはサブスクリプションモデルであり、初期オンボーディングからその後の定着支援を担うカスタマーサクセス機能が重要である。

 新たなクラウドシステムの提供にあたってカスタマーサクセス機能・組織開発は課題としてよく挙げられていることから、体制構築にあたってはコンサルティングとプロジェクトリードを担うサクセスマネージャーから設計・実装・トレーニングを担うサクセス担当までセラクCCCのメンバーから構成されている。

【今後の展望】

 「Accel-Mart Quick」に加え、イントラマート社が提供するローコード開発プラットフォームによる業務プロセスのデジタル化・オートメーション化に伴走するBPM人材100名の育成を目指し、企業の事業成長に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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