【株式市場】前場の日経平均は36円安、半導体関連株など堅調だが自動車、海運など安い

◆日経平均は3万1836円24銭(36円28銭安)、TOPIXは2329.24ポイント(16.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億2727万株

 9月29日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの反発、半導体株指数の続伸などを受けて東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が軒並み反発して始まり、ソニーG<6758>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)も堅調に推移。住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社、不動産株も高い。ただ、自動車株や鉄鋼株は軟調で海運株も軟調。また、長期金利が一段高の割に銀行株が重い。日経平均は朝寄り直後の154円94銭高(3万2027円46銭)を上値に次第安となり、午前11時過ぎに135円39銭安(3万1737円13銭)まで軟化し、前引けも軟調だった。

 JCRファーマ<4552>(東証プライム)が急伸し、業績予想の増額修正とメディパルHD<7459>(東証プライム)との共同開発提携を好感。イー・ロジット<9327>(東証スタンダード)は「物流の2024年問題」に政府が対策と伝えられたことなどが言われ2日連続ストップ高。ダイケン<5900>(東証スタンダード)は大阪万博のパビリオン工事に関連とされ一段高。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され3週間ぶりに高値更新。タメニー<6181>(東証グロース)は日本旅行の東京都向け事業に選定とされ一時急伸。ロジザード<4391>(東証グロース)は倉庫業務のDX化推進企業との連携など材料視され2日連続大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億2727万株、売買代金は1兆7669億円。プライム上場1831銘柄のうち、値上がり銘柄数は587銘柄、値下がり銘柄数は1185銘柄。

 東証33業種別指数は5業種の値上がりにとどまり、精密機器、繊維製品、電気機器、その他製品、サービス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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