協和キリンは続伸基調で始まる、英バイオ薬品企業の買収を発表、期待強まる

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■オーチャード・セラピューティクス社、承認目前の新薬候補あり

 協和キリン<4151>(東証プライム)は10月6日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は2580.0円(36.0円高)をつけて出直りを継続している。5日の夕方、英バイオ医薬品企業Orchard Therapeutics plc(オーチャード・セラピューティクス)社の株式取得(子会社化)に向けた契約を発表し、期待が強まっている。段階的に株式を取得し、2024年3月末までに100%取得を目指すとした。業績は好調で、今12月期は純利益などが4期ぶりに最高を更新する見込みを開示している。

 発表によると、取得価額は約387.4百万米ドル(約573億円、1ADS当たり16.00米ドルで換算)だが、米FDA(食品医薬品局)から新薬候補「OTL-200」販売承認が得られた場合などの条件によっては約477.6百万米ドル(約707億円)になるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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