【株式市場】日経平均は189円高、後場一時3万2000円を回復、TOPIXは小安いが自動車、半導体株など高い

◆日経平均は3万1936円51銭(189円98銭高)、TOPIXは2307.84ポイント(4.35ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億2060万株

 10月11日(水)後場の東京株式市場は、国内金利が午前中の5年国債入札などを受けて低下傾向となったことを受け、引き続き半導体関連株などのグロース株買いが活発。レーザーテック<6920>(東証プライム)や信越化学<4063>(東証プライム)は一段ジリ高。ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)も強い。自動車株は一進一退に転じたが日産自<7201>(東証プライム)はアウトドアEV車などが材料視されて一段ジリ高。日経平均も一段と強含み、13時20分過ぎに290円54銭高(3万2037円07銭)まで上げ、取引時間中としては10月2日以来の3万2000円台を回復した。大引けは保てなかったが昨11日の751円高に続き続伸となった。一方、TOPIXは小安く小反落。

 リズム<7769>(東証プライム)は上場60周年のイベントへの期待や下期の業績回復期待などあるようで一段高。HEROZ<4382>(東証プライム)は10月締めの上期決算への期待など言われ一段高。KG情報<2408>(東証スタンダード)は12月期末配当を従来予想の5倍に増やすなど好感されストップ高。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)はオンワードHDグループ企業との提携など好感され2日連続大幅高。リニューアブル・ジャパン<9522>(東証グロース)はソーラー発電量などの月次が好感され急反発。ASJ<2351>(東証グロース)はグループ企業の最高執行責任者の手になる技術論文が国際学会で発表予定など材料視されストップ高。新株予約権を巡る思惑も。

 東証プライム市場の出来高概算は13億2060万株(前引けは6億1693万株)、売買代金は3兆3822億円(同1兆6124億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は380(前引けは502)銘柄、値下がり銘柄数は1408(同1264)銘柄。

 東証33業種別指数は7業種(前引けは10業種)が値上がりし、ゴム製品、精密機器、輸送用機器、電気機器、電力ガス、空運、パルプ紙、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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