【株式市場】日経平均は178円安、4日ぶりに下落、後場は全般様子見の印象

◆日経平均は3万2315円99銭(178円67銭安)、TOPIXは2308.75ポイント(33.74ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は14億1413万株

 10月13日(金)後場の東京株式市場は、半導体関連株の中で前場高かったアドバンテスト<6857>(東証プライム)が次第に弱もみあいに転じ、前場軟調だった自動車株にも一段軟調な銘柄が散見され、全般様子見の印象になった。鉄鋼、海運も重い値動き。中でINPEX<1605>(東証プライム)はグリーン水素に関する発表やドバイ原油高を受けて一段と強含み、この日決算発表予定の高島屋<8233>(東証プライム)は次第に持ち直し、昨日好決算を発表したファーストリテ<9983>(東証プライム)は一段強んだ。日経平均は13時前に前場の安値を下回り、中東情勢もあり大引け間際に245円63銭安(3万2249円03銭)まで下押し、大引けは4日ぶりに下落したが下げ幅は170円にとどまった。

 後場は、ユニバーサルエンターテインメント<6425>(東証スタンダード)が前引け間際に発表した業績予想の上方修正を受けて一段高。アバールデータ<6918>(東証スタンダード)も業績・配当予想の上方修正が好感され終日買い気配のままストップ高。細谷火工<4274>(東証スタンダード)は防衛産業の収益保護案などで一段ジリ高。キャスター<9331>(東証グロース)は8月決算の営業黒字化や九州地盤で半導体工場の相次ぐ進出に期待の見方で朝寄り後からほとんどストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億1413万株(前引けは7億761万株)、売買代金は3兆7676億円(同2兆552億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は101(前引けは152)銘柄、値下がり銘柄数は1708(同1648)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は鉱業1業種のみにとどまり(前引けは全業種が値下がり)下落率の小さい業種は、海運、精密機器、電力ガス、食料品、情報通信、陸運、卸売り、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る