【株式市場】アジア株高など好感し日経平均など高値に進み材料株も活況

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9789円81銭(149円27銭高)、TOPIXは1588.47ポイント(9.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億9108万株

チャート15 8日後場の東京株式市場は、昼12時過ぎに日銀が金融政策を現状維持と伝えられ、追加緩和の期待が立ち消えになったものの、香港株指数が5日続伸となって2008年5月以来の高値と伝えられたことなどが好感されて資生堂<4911>(東1)ヤクルト本社<2267>(東1)などが強く、日経平均は一時204円99銭高(1万9845円53銭)まで上げ、3月23日につけた2000年4月以来の高値(1万9778円60銭)を更新した。JPX日経400、東証2部指数、日経JASDAQ平均も高値を更新した。

 サンリオ<8136>(東1)は10時半頃にかけて個人情報漏洩が伝えられ急激に値を消したが、昼前に開いた会見で不安感が薄れたようで後場は大きく回復。トクヤマ<4043>(東1)は「深紫外線LED」に期待とされて5日続伸、科研製薬<4521>(東1)はモルガンスタンレーMUFG証券が新規注目銘柄に採用し目標株価5900円と伝えられて高値を更新。エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)は中間決算が上ぶれたほか通期予想を増額したため活況高、朝日ラバー<5162>(JQS)はLED用ゴム製品とトクヤマの「深紫外線LED」を結びつける連想買いがあるようで出直りを強めた。

 本日新規上場のサンバイオ<4592>(東マ、売買単位100株)は「再生細胞医薬品」の研究開発企業で、9時21分に公開価格2000円に対し14.5%安の1710円で初値がつき、高値は1930円、終値は1773円。

 東証1部の出来高概算は22億9108万株(前引けは11億3957万株)、売買代金は2町6048億円(同1兆2139億円)。1部上場1878銘柄のうち、値上がり銘柄数は1314(同1286)銘柄、値下がり銘柄数は440(同466)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は29業種(前引けは28業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、電力・ガス、小売、石油・石炭、医薬品、サービス、食料品、空運、建設、証券・商品先物、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る