エルテスの株価が後場回復、個人情報の持ち出しを検知する内部脅威検知サービスに注目集まる

■ユーザーID数が2024年2月末の目標20万IDを突破と発表

 エルテス<3967>(東証グロース)は10月20日、の後場、持ち直して始まり、前引けの818円(15円安)に対し後場寄り後は830円(3円安)まで上げて売買されている。正午頃、個人情報の持ち出しを検知する内部脅威検知サービスのID数が2024年2月期の目標ID数を突破と発表。このところ、NTT西日本グループ企業での個人情報流出案件がメディアを賑わせていることもあり注目が強まっている。

 発表によると、個人情報の持ち出しを検知する内部脅威検知サービス『Internal Risk Intelligence』のユーザーID数が2023年8月末に18.4万IDを達成しており、先日には24年2月末の目標数値である20万IDを突破し、25.7万IDとなった。

 『Internal Risk Intelligence』は、ファイルサーバーアクセス履歴、Webサイト閲覧履歴などのログデータを横断的に分析し、ユーザーの振る舞いを炙り出し、情報セキュリティリスクの予兆を検知する。具体的には、他のユーザーや普段の行動と比較して、異常な行動が生じているユーザーや、職域を超えた重要情報への接触などの顧客情報を含む営業秘密の持ち出しなどの検知が可能。また、翌営業日には分析を完了し、タイムリーにリスクを把握することが強みとなっており、転職市場の拡大、テレワークなど働き方の多様化、経済安全保障への対策の高まりを背景に、大手製造業、金融機関での導入が進んでいるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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