【株式市場】前場の日経平均は616円高、円安進行とNY株高など好感、一時700円高

◆日経平均は3万1475円62銭(616円77銭高)、TOPIXは2302.13ポイント(48.41ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億7578万株

 11月1日(水)前場の東京株式市場は、円相場が海外から1ドル151円台の円安進行となったことやNY株の全般続伸などが好感され、主力株が軒並み値上がりし、トヨタ<7203>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)、レーザーテック<6920>(東証プライム)、TDK<6762>(東証プライム)、キヤノン<7751>(東証プライム)、伊藤忠<8001>(東証プライム)などが上げたほか、鉄鋼、重工、海運、不動産、鉄道株など幅広く値上がりした。銀行、保険株も続伸。日経平均は452円安で始まり、午前9時半にかけて一時700円高(700円20銭高の3万1559円05銭)まで上昇。経験則ではトヨタの決算発表(1日15時の予定)を境に決算期待相場は一巡するとの声はあったが、前引けも上げ幅600円台で大幅な続伸基調となった。

 第2四半期決算の大幅上振れと通期予想の増額修正を発表した村田製作所<6981>(東証プライム)が大幅高となり、同じく日本たばこ産業<2914>(東証プライム)は6年ぶりの高値に進むなど、四半期決算を発表した銘柄に活況高の銘柄が続出。元気寿司<9828>(東証スタンダード)はストップ高、ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)は赤字拡大だが売上高9割増など注目され急伸。ベイシス<4068>(東証グロース)は人材企業の買収が好感され一時ストップ高。ファンデリー<3137>(東証グロース)は第2四半期決算の各利益の黒字化など注目され活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7578万株、売買代金は2兆5320億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1282銘柄、値下がり銘柄数は344銘柄。

 東証33業種別指数は水産農林を除く32業種が値上がりし、輸送用機器、証券商品先物、精密機器、電気機器、電力ガス、倉庫運輸、医薬品、ゴム製品、卸売り、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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