サイバーエージェントは続伸スタート、前期減益だったが今期の回復に期待

■純利益は前期78%減だが今期は50%増を見込む

 サイバーエージェント<4751>(東証プライム)は11月2日、続伸基調で始まり、取引開始後は8%高の873.5円(65.9円高)をつけて約1か月半ぶりに850円台を回復、出直りを強めている。1日の15時に発表した9月決算(2023年9月期・連結)は営業利益が前期比64.5%減となり、親会社株主に帰属する当期純利益も同78.0%減と大幅減益だったが、第3四半期決算発表時に開示した予想を小幅下回った程度だった。今期・24年9月の予想を純利益50.0%増とするなど全体に増益の見込みとし、買い優勢となっている。

 今期・24年9月の連結業績予想は、売上高が前期比4.1%増の7500億円、営業利益は同22.2%増の300億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同50.0%増の50億円、予想1株利益15円80銭。メディア事業と広告事業が引き続き増収を牽引し、ゲーム事業も新作効果などで23年7~9月から上向いている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る