【この一冊】奇想天外なランドセルが大活躍、絵本『ぼくのランドサル』登場

■動物モチーフのランドセルが学校生活を楽しく描くラン活絵本

 学研ホールディングス<9470>(東証プライム)傘下のGakkenは、絵本『ぼくのランドサル』(作・絵:石川基子)を発売した。少子化のなかでも「ラン活」と呼ばれるランドセル選びが盛り上がる時代背景を踏まえ、ユーモアあふれる発想で“もしもこんなランドセルがあったら”という世界を描いた作品である。動物やダジャレをモチーフにした個性的なランドセルたちが登場し、入学前の子どもたちの期待感をくすぐる内容となっている。

■ダジャレと機能が光るユーモア世界

 作品の中心となるのは、サルの形をした「ランドサル」をはじめとする奇想天外なランドセルたちだ。忘れ物を防ぐ、通学路の危険から守るなど、それぞれがユニークな特技を持ち、子どもたちの学校生活を支える相棒として描かれる。カピバランドセル、ピョンドセル、トランドセルなど、言葉遊びを取り入れたネーミングと機能設定が、親子で笑いながら読み進められる魅力を生み出している。

■入学前の不安をやわらげる物語

 同書は単なるギャグ絵本にとどまらず、小学校生活や通学の様子を自然に伝える構成も特徴である。通学路で起こり得る出来事や学校生活の場面が描かれ、子どもたちにとって未知の世界である小学校を身近に感じさせる。入学を控えた家庭にとって、学校生活への期待を高める導入書としても機能する内容である。

■温かな絵と懐かしさを誘う読後感

 石川基子による温かく丁寧な作画も本書の大きな魅力である。ランドセルや登場人物の表情、背景の細部に至るまで生き生きと描かれており、読むたびに新たな発見がある。終盤にはランドセルと子どもの絆を描く印象的な場面も用意され、子どもだけでなくかつてランドセルを背負った大人にも郷愁を呼び起こす。B5判32ページ、定価1540円(税込)で、2026年3月5日に発売された。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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