キッコーマンが続伸高値、業績・配当予想の増額修正を連日好感、「目標株価」も出て安心感

■3月期末配当は従来予想を24円引き上げて59円の予定に

 キッコーマン<2801>(東証プライム)は11月6日、4日続伸基調となり、前場に4%高の9839円(349円高)まで上げて2022年1月以来の高値に進み、後場寄り後も9800円台で堅調に売買されている。2日発表の第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計、IFRS)が前年同期比で事業利益20.2%増となるなど好調で、今3月期・通期の連結業績予想と配当予想の増額修正も発表。週明け6日には野村証券が目標株価を1700円引き上げて11200円に見直したと伝えられ、買い安心感が広がっている。3月期末配当は4月に開示した従来予想から1株につき24円引き上げて59円の予定(前期比では11円の増配)に大幅増額した。

 今期・24年3月期の連結業績見通しは、第2四半期までの好調な推移に加え、下期の為替前提を1米ドル130円から同145円に変更したことや特定子会社の清算などにより全体に増額修正し、営業利益は4月に開示した従来予想を14.8%上回る614億円の見込み(前期比10.9%増)に、親会社の所有者に帰属する当期利益は同15.3%上回る506億円の見込み(同15.7%増)に引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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