日清食品HDが連日高値、四半期決算発表に期待強まり「タイガース」の「最強どん兵衛キャンペーン」も材料視

■諸物価値上がりの中、相対低価格な食品として節約の追い風

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は11月6日、1万3720円(90円高)まで上げた後も1万3700円前後で堅調に売買され、4日続伸基調となって3日連続高値を更新している。11月9日に第2四半期決算の発表を行う予定で期待が高まっている上、プロ野球「阪神タイガース」の日本一を受け、「最強どん兵衛」の「かきアゲ」入りのかき揚げそば1ケースが38名に当たる『最強キャンペーン』を11月6日11:00から11月12日23:59受付で開始。タイガースの経済効果関連関連株としても注目されている。

 8月に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月・IFRS基準)は前年同期比で売上収益が11.5%増加し、営業利益は同57.5%増加となるなど好調だった。食料品の値上げが続く中で、即席めんは相対的に低価格な食品として節約志向の追い風が吹いているもよう。営業利益の進ちょく率は期初に開示した通期予想の約35%を達成した。引き続き既存事業コア営業利益の5~10%で積極的な新規事業投資を行う方針とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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