東京海上HDが高値を更新、日本企業運航船の拿捕で注目集めたが自社株買いなど好感

株式市場 銘柄

■第2四半期の大幅増益を受け通期業績予想を増額修正

 東京海上HD(東京海上ホールディングス)<8766>(東証プライム)は11月20日、一段と出直って始まり、取引開始後は7%高の3736.0円(236.0円高)まで上げ、約2か月ぶりに株式分割を考慮した上場来の高値を更新している。「親イラン武装組織、紅海で貨物船を拿捕、日本企業運航」(ロイターニュース11月20日朝)と伝えられ、損保株への影響が意識されたが、前取引日(11月17日)に発表した四半期決算の大幅増益と通期予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)が好感されている。

 今期・2024年3月期の連結業績予想を増額修正し、連結純利益は従来予想の5300億円を5750億円の見込み(前期比53.5%増)に見直した。自社株買いは、取得株式総数4000万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.0%)、取得総額700億円を各上限として、2023年11月20日から24年5月15日までの予定で行うとした。(HC)

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