【株式市場】日経平均は後場伸びず173円高だが建設株の一角や海運株などジリ高

◆日経平均は3万3625円53銭(173円70銭高)、TOPIXは2390.94ポイント(12.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億2195万株

 11月24日(金)後場の東京株式市場は、大成建<1801>(東証プライム)など大手建設株の一角が一段高となり、商船三井<9104>(東証プライム)など海運株も一段と強含み、前場軟調だったニトリHD<9843>(東証プライム)は下げ幅を縮小した。一方、前場活況高の自動車株はホンダ<7267>(東証プライム)などを除くと一進一退となり、半導体関連株もダレ模様の銘柄が目立った。日経平均はもみ合いながら徐々に値を消す展開となり、終盤に本日の安値3万3622円57銭(170円74銭高)をつけ、大引けは2日続伸だが重かった。

 後場は、エンプラス<6961>(東証プライム)が前場の上げ幅を保ってプライム銘柄の値上がり率1位となり業績復調の期待やテクニカル的な値動き煮詰まり感など材料視のもよう。テクニスコ<2962>(東証スタンダード)は四半期決算説明の書き起こし発表を受けて期待強まり大引けまで買い気配のままストップ高。テンダ<4198>(東証スタンダード)は後場一段と上げコンサルティング会社へのM&Aを好感。ケアネット<2150>(東証グロース)は終日グロース銘柄の値上がり率1位を占め東証プライム市場への移籍など好感、一時ストップ高。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)は腕力に自信のある資金集団が乱入とされ連日ストップ高で出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は12億2195万株(前引けは6億2209万株)、売買代金は3兆2517億円(同1兆6961億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1057(前引けは1074)銘柄、値下がり銘柄数は541(同525)銘柄。

 東証33業種別指数は25業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、保険、ゴム製品、海運、建設、ガラス土石、精密機器、非鉄金属、鉄鋼、金属製品、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る