【株式市場】前場の日経平均は25円安だがTOPIXは小高い、米景気関連株などしっかり

◆日経平均は3万3461円71銭(25円18銭安)、TOPIXは2383.29ポイント(8.36ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億5072万株

 12月1日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ520ドル高や円安を受けてトヨタ<7203>(東証プライム)はじめ自動車株が値上がりし、キヤノン<7751>(東証プライム)、川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株、住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社株などが高い。セブン&アイHD<3382>(東証プライム)は自社株買い、株式分割が好感され活況高。ただ、指数寄与素の大きい値がさ半導体株はレーザーテック<6920>(東証プライム)などを除いて軟調。日経平均は取引開始直後の64円68銭高(3万3551円57銭)を高値に一進一退となり、前引けは小幅安。一方、TOPIXは小高い。

 ヤマエグループホールディングス<7130>(東証プライム)が続伸基調となって出直りを強め地盤の九州で半導体工場やマンションの建設拡大を受け10月決算への期待強い。ソリトンシステムズ<3040>(東証プライム)は業績・配当予想の大幅な増額修正が好感され急伸。西部技研<6223>(東証スタンダード)は大型受注を好感する買い再燃と急反発。INEST<7111>(東証スタンダード)も急激に反発し業務資本提携を好感した11月上中旬の急騰の調整進み半値押し達成し買い再燃の様子。大黒屋ホールディングス)<6993>(東証スタンダード)は一時爆上げ状態となりLINEヤフーとの提携、新サービスに期待。ワンダープラネット<4199>(東証グロース)はストップ高となりゲーム開発会社との取引拡大報道など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は6億5072万株、売買代金は1兆7318億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は924銘柄、値下がり銘柄数は678銘柄。

 東証33業種別指数は25業種が値上がりし、卸売り、倉庫運輸、建設、輸送用機器、小売り、保険、電力ガス、不動産、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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