【株式市場】前場の日経平均は509円高、NYダウの一時年初来高値や円安など好感され急反発

◆日経平均は3万2817円61銭(509円75銭高)、TOPIXは2356.50ポイント(32.03ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億8329万株

 12月11日(月)前場の東京株式市場は、NYダウの一時年初来高値や半導体株指数高、為替の円安などが好感され、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)が大きく反発したほか、三井物産<8031>(東証プライム)などの大手商社株、鉄鋼、自動車、機械、精密株なども軒並み反発し、レーザーテック<6920>(東証プライム)は高値を更新した。銀行、不動産株もしっかり。日経平均は357円高で始まり、午前9時20分過ぎに625円22銭高(3万2933円08銭)まで上げた後は一進一退となったが、前引けも上げ幅500円台を保った。

 東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)が原発再稼働に向けた期待等で一段高となり、ベステラ<1433>(東証プライム)は第3四半期の売上高最高など好感されて戻り高値に進み、鳥貴族ホールディングス<3193>(東証プライム)は第1四半期の営業利益10倍など好感されて急伸。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は月次好調が好感され、カナモト<9678>(東証プライム)は今期増益予想や自社株買いが好感されて各々活況高。アスカネット<2438>(東証グロース)は第2四半期決算など手がかり材料視され大きく出直った。

 東証プライム市場の出来高概算は7億8329万株、売買代金は1兆8012億円。プライム上場1660銘柄のうち、値上がり銘柄数は1365銘柄、値下がり銘柄数は255銘柄。

 東証33業種別指数は、その他金融、空運を除く全31業種が値上がりし、電力ガス、卸売り、石油石炭、水産農林、銀行、サービス、非鉄金属、機械、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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