【株式市場】主力株など強く日経平均は7日続伸し終値でアベノミクス相場の高値を上回り約20年ぶりの水準に進む

株式

◆日経平均の終値は2万881円27銭(57円76銭高)、TOPIXは1696.81ポイント(1.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億3158万株

チャート11 11日後場の東京株式市場は、ファナック<6954>(東1)が朝発表の機械受注統計を好感したほか、夕方発表の工作機械受注額への期待もあるとされて後場一段ジリ高となり、日経平均の上げを牽引。東京海上ホールディングス<8766>(東1)などは米国のハリケーンによる支払い額を公表したため概要がつかめたと懸念が出尽す形で一段ジリ高。日経平均は14時30分過ぎに74円90銭高(2万898円41銭)まで上げ、取引時間中としては3日続けて2015年以来の高値を更新した。また、終値ベースでは7日続伸となり、いわゆるアベノミクス・安倍相場が始まってからの高値(2万868円03銭、15年6月24日)を上回り、96年12月以来、約20年ぶりの水準に進んだ。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、取引終了後に四半期決算の発表を予定するユニーファミリーマートHD<8028>(東1)トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)などが一段と強含み、マネーフォワード<3994>(東マ)は13日の四半期決算発表などに期待する様子で活況高。スマートバリュー<9417>(JQS)はIoT社会のセキュリティを高める新技術開発が注目されて活況高。

 東証1部の出来高概算は15億3158万株(前引けは7億7841万株)、売買代金は2町3703億円(同1兆1574億円)。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は879(同847)銘柄、値下がり銘柄数は1045(同1056)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、非鉄金属、その他製品、陸運、空運、サービス、食料品、精密機器、などとなった。(HC)

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