キヤノン電子は小安く始まったが切り返し高値に迫る、業績予想の一部下方修正には「買い」優勢

■下方修正は売上高と営業利益、純利益などの予想は変更なし

 キヤノン電子<7739>(東証プライム)は12月14日、朝寄り後の1971円(44円安)を下値に切り返し、午前10時前には2048円(33円高)まで上げて2020年以来の高値2095円(2023年6月28日)に向けて出直りを強めている。13日の15時に今12月期の業績予想の下方修正(売上高と営業利益)を発表したが、株式市場の受け止め方は「買い」と出る形になった。

 今12月期の連結業績見通しは、在庫調整の影響により、プリンター関連部品の販売数が減少の見込みとなったほか、ドキュメントスキャナーの欧米、中国での販売数減少により、全体として減収の見込みになった。連結売上高は10月に開示した従来予想を12.3%下回る見込みとし、営業利益は同8.6%下回る見込みに見直した。一方、新製品立ち上げによるプリンター用部品の生産、金融機関向けシステム開発関連のサービスなどは順調に拡大した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る