【業績でみる株価】セントラルスポーツは好業績評価して06年高値に接近、18年3月期も増収増益予想

 フィットネスクラブの大手で、世界の健康に貢献するウェルネスカンパニーを目指しているセントラルスポーツ<4801>(東1)は18年3月期も増収増益予想である。株価は好業績を評価して06年の上場来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も増収増益予想

 5月12日発表した17年3月期の連結業績は、売上高が16年3月期比2.0%増の527億12百万円、営業利益が同20.9%増の42億52百万円、経常利益が同24.2%増の39億73百万円、純利益が同40.8%増の27億24百万円だった。配当は同20円50銭増配の年間72円50銭とした。

 新規出店7店舗(直営5店舗、受託2店舗)や業態変更2店舗(直営2店舗)も寄与して、フィットネス部門が3.6%増収、スクール部門が7.8%増収と好調に推移し、全体を牽引した。全店の総会員数(個人)は2.6%増の約42万7000人となった。

 18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比5.3%増の555億円、営業利益が同8.2%増の46億円、経常利益が同8.2%増の43億円、純利益が同4.2%増の28億40百万円としている。

 新規出店5店舗(直営3店舗、受託2店舗)も寄与して総会員数の増加を見込み、増収増益予想である。所属選手(競泳の寺村美穂選手など)や16年3月発足したセントラルスポーツ体操競技部の活躍もあり、20年東京五輪に向けて好業績が期待される。

■株価は好業績評価して06年高値に接近

 株価は3月高値3865円を突破して年初来高値更新の展開となっている。そして本日5月24日には3990円まで上伸し、06年4月の上場来高値4160円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返し、13週移動平均線を突破して強基調に回帰した形だ。上値を試す展開が期待される。(MM)

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