オンコリスバイオファーマが急伸、胃がん治療の新たな共同開発体制を発表

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■胃がん治療の新たな展望:オンコリス、メルク社、コーネル大学が共同開発体制を構築

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東証グロース)は20日、32円高(5.80%高)の584円まで上げて急伸している。同社は本日(20日)自社が開発するテロメライシン(OBP-301)と米国メルク社が販売する免疫チェックポイント阻害剤ペムブロリズマブの併用による胃がん・胃食道接合部がん(以下、G/GEJ)の治療法の共同開発体制を構築することを発表した。このために、米国のコーネル大学と医師主導治験契約を締結したという。

 同社は、2019年からコーネル大学とG/GEJの患者を対象にテロメライシンとペムブロリズマブの併用治験を行ってきた。その結果、テロメライシンが免疫チェックポイント阻害剤の効果を再活性化させる可能性が示された。これを受けて、同社とコーネル大学とメルク社の3者間で、胃がんの2ndライン治療としての応用を目指す新たな治験の実施に合意した。本治験は2024年から開始される予定で、治験費用は同社とメルク社が折半する。

 オンコリスバイオファーマは、この共同開発体制により、胃がん治療における新たな選択肢を患者に提供できるようになると期待している。なお、本件による同社の業績への影響は軽微であるという。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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