【株式市場】欧州株の全面安など受け日経平均は大幅続落だが新規上場の5銘柄は順調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6774円92銭(324円48銭安)、TOPIXは1355.88ポイント(23.41ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億8032万株

チャート16 16日前場の東京株式市場は、原油安によるロシア経済の悪化、ループル安による欧州株の全面安などが懸念され、三井物産<8031>(東1)が5月以来の1500円割れとなるなど、国際交易関連株が軒並み下落した。日経平均の先物も朝から急落し、日経平均は11時にかけて一時361円49銭安(1万6737円91銭)まで下げた。取引時間中としては11月17日以来の1万7000円割れ。中で、スカイマーク<9204>(東1)が提携期待から続伸となり、上場4日目のビーロット<3452>(東マ)、上場3日目のクラウドワークス<3900>(東マ)などが高く、11月前半に暴騰したアサカ理研<5724>(JQS)などの思惑材料株も動意を強めて高い。

 本日は5銘柄が新規上場。
SFPダイニング<3198>(東2、売買単位100株)は手羽先から揚げ専門店「鳥良」など展開し、公開価格1940円に対し初値1620円、高値1655円、前引け1450円。
マークラインズ<3901>(JQS、売買単位100株)は自動車産業に関する情報サイトなど運営し、公開価格1980円に対し初値3510円、高値3670円、前引け3670円。
メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ、売買単位100株)は医療機関の経営支援ソフト開発や関連サービスを行い、公開価格5180円に対し8820円の買い気配。
アトラ<6029>(東マ、売買単位100株)は「ほねつぎ」ブランドで鍼灸接骨院チェーンを展開し、公開価格740円に対し初値が1313円、高値は1420円、前引けは1420円。
U-NEXT<9418>(東マ、売買単位100株)は映像や音楽配信などを行ない、公開価格3000円に対し初値は3950円、高値は4650円、前引けは4650円。

 東証1部の出来高概算は11億8032万株、売買代金は1兆1645億円。1部上場1851銘柄のうち、値上がり銘柄数は128銘柄、値下がり銘柄数は1665銘柄となっている。

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