【株式市場】日経平均は754円高、米利上げピッチ鈍化観測とNY株急騰を受け主力株からほぼ全面高

◆日経平均は2万8200円75銭(754円65銭高)、TOPIXは1973.52ポイント(36.86ポイント高)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出にともなう売買が加わり9億5138万株

 11月11日(金)前場の東京株式市場は、米消費者物価指数を受けた利上げピッチ鈍化観測、NY急騰を受け,

主力株からほぼ全面高となった。日経平均は422円高で始まり、時間とともに上げ幅を拡大し午前10時20分過ぎに883円44銭高(2万8329円54銭)まで急伸。9月14日以来、約2ヵ月ぶりに2万8000円台を回復した。ソニーG<6758>(東証プライム)が国内8社による次世代半導体開発新会社の報道を受け戻り高値に進み、東京エレク<8035>(東証プライム)は業績予想を下方修正したが戻り高値。10月末に下方修正した村田製<6981>(東証プライム)も戻り高値。第3四半期が好調だった資生堂<4911>(東証プライム)も活況高。日経平均は前引けも上げ幅700円台を保ち、大幅反発基調となった。

 ニトリHD<9843>(東証プライム)が一段と出直り、米国の利上げピッチ鈍化観測による円高など好感。ペプチドリーム<4587>(東証プライム)は10日発表の四半期決算など材料視され急伸。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は国内8社による次世代半導体開発新会社の報道など材料視され3ケタ回復しストップ高。アライドアーキテクツ<6081>(東証グロース)は業績予想の増額修正など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出に伴う売買が加わり9億5138万株、売買代金は2兆7742億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1222銘柄、値下がり銘柄数は549銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、電気機器、サービス、ゴム製品、機械、金属製品、精密機器、その他金融、証券商品先物、輸送用機器、情報通信、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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