日本エコシステム、驚異の値上がり77%高、東証の制限値幅拡大を受け爆発高、株主優待の新設が連日好感され3日連続ストップ高

■200株保有する株主にQUOカード年3万円分、利回り8.8%に

 日本エコシステム<9249>(東証スタンダード)は1月24日、東証による制限値幅(ストップ高・安の値幅)の上限拡大(通常500円を24日のみ2000円に)を受けて77%高の4585円(2001円高)と驚異的な値上がり率を記録し、3日連続ストップ高となった。19日の夕方に株主優待制度の新設を発表し、200株保有する株主に年間でQUOカード3万円分としたことで注目集中となっている。

 QUOカード3万円分は、利回り的には、発表前の株価1700円(1月18日終値)で200株保有するとして8.8%になる。ほかに配当も実施しており、前期・2023年9月期の実績は1株につき中間配25円、期末配26円だった。配当利回りは1株当たり3.0%だったため、今期は、引き続きこのレベルの配当が見込める上、優待も加わることになる。

 日本取引所グループ<8697>(東証プライム)の東証は23日夕方、制限値幅の拡大について、日本エコシステムとグッピーズ<5127>(東証グロース)の2銘柄を対象に24日の売買で以下のとおり制限値幅の上限を拡大するとした。2営業日連続して以下の(1)又は(2)に該当したため。取引所には、とにかく売買を成立させる責務があるとされる。

(1)ストップ高(安)となり、かつ、ストップ配分も行われず売買高が0株
(2)売買高が0株のまま午後立会終了を迎え、午後立会終了時に限りストップ高(安)で売買が成立し、かつ、ストップ高(安)に買(売)呼値の残数あり
(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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