【株式市場】前場の日経平均は359円高、米金利低下、半導体株高など好感され好決算株も高い

◆日経平均は3万6370円68銭(359円22銭高)、TOPIXは2548.72ポイント(14.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し9億2221万株

 2月2日(金)前場の東京株式市場は、米金利低下、NYダウの2日ぶり最高値や半導体株相場の再燃などが好感され、アドバンテスト<6857>(東証プライム)やSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)が実質最高値に進むなど半導体関連株物色が再び活発化し、内外金利の安定期待などで三井不<8801>(東証プライム)なども高い。日本テレビHD<9404>(東証プライム)は自社株買いなど好感されて急伸し、テレビ局株は軒並みPBR1倍割れのため資本効率化策への期待強まり一斉高。日経平均は238円高で始まり、ひと押し入れた後次第高となり、午前11時に429円63銭高(3万6441円09銭)まで上げ、前引けも上げ幅300円台で大幅反発基調となった。

 コニカミノルタ<4902>(東証プライム)が大きく出直り第3四半期の税前・税引益は赤字だったが営業利益の大幅増など好感。ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)も第3四半期決算が好感されて大幅に出直り、同じくファイズホールディングス<9325>(東証スタンダード)も活況高。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は南相馬市(福島県)との提携などで出直り堅調。オプティマスグループ<9268>(東証スタンダード)は資本業務提携が材料視され一段高の高値更新。売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は信用規制の解除やアマゾンとの新サービスが材料視され2日連続ストップ高。ABEJA<5574>(東証グロース)は政府の国産生成AI開発プロジェクトに同社など7社採択が材料視され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し9億2221万株、売買代金は2兆4886億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は975銘柄、値下がり銘柄数は622銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、情報通信、その他製品、化学、電力ガス、電気機器、非鉄金属、金属製品、機械、繊維製品、ガラス土石、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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