【株式市場】日経平均は時間とともに下げ幅を広げエネルギー高騰の影響など警戒

東京証券取引所

◆日経平均は2万9436円73銭(337円38銭安)、TOPIXは2026.71ポイント(16.11ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億3630万株

 11月24日(水)前場の東京株式市場は、1ドル115円台への円安を受けてホンダ<7267>(東1)などの自動車株が高く始まり、キヤノン<7751>(東1)なども堅調に推移。原油高を受けてINPEX<1605>(東1)なども高い。ただ、日経平均は原油高による経済への影響などが警戒されて110円安で始まり、時間とともに下げ幅を広げ、前引け間際に342円36銭安(2万9431円75)銭まで下押して前引けもほとんど戻せなかった。

 クックパッド<2193>(東1)が2日連続大幅高となり、投資会社アルファレオHDによる株式保有などを思惑材料視。東京ソワール<8040>(東2)は業績急回復や大株主フリージア・マクロスの保有拡大期待など言われて3日連続ストップ高。リボミック<4591>(東マ)は軟骨無形性症に関する臨床試験の進展に期待再燃とされ2日続けて急伸しストップ高。ジェイテック<2479>(JQS)は引き続き外国人熟練労働者の居住緩和が買い材料視され一段高のストップ高。

 2銘柄が新規上場となり、サイエンスアーツ<4412>(東マ)、ラストワンマイル<9252>(東マ)ともに公開価格は1710円。サイエンスアーツ歯前場買い気配のまま値がつかなかった。

 東証1部の出来高概算は6億3630万株、売買代金は1兆4137億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は710銘柄、値下がり銘柄数は1343銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、電力ガス、銀行、証券商品先物、輸送用機器、非鉄金属、保険、卸売り、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る