【株式市場】前場の日経平均は166円高、一時423円高となり34年ぶり3万7000円台に乗る、TOPIXは小安い

◆日経平均は3万7029円91銭(166円63銭高)、TOPIXは2562.20ポイント(0.43ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加して11億9783万株

 2月9日(金)前場の東京株式市場は、ソフトバンクG<9984>(東証プライム)が傘下の英アーム株の好決算と急伸を受けて一段高となって日経平均の上げを牽引し、四半期好決算に株式4分割も発表した東亜建設<1885>(東証プライム)や大幅増配のミズノ(美津濃)<8022>(東証プライム)は急伸しストップ高など、業績や株主還元などを吟味した買いが旺盛となった。一方、NYダウとS&P500種の2日連続最高値の割に自動車株や半導体関連株は高安混在となり、大手商社株も一服模様で海運株は軟調。日経平均は52円高で始まり、午前9時50分にかけて423円98銭高(3万7287円26銭)まで上げて1990年2月以来の3万7000円台に乗り、バブル相場崩壊後の高値を約3週間ぶりに更新したが、日銀総裁の国会答弁が予定されることや大台乗せの達成感などで前引けにかけては上げ一服模様となった。

 フジクラ<5803>(東証プライム)が業績・配当予想の増額修正など好感されてストップ高。フジシールインターナショナル<7864>(東証プライム)は四半期決算など好感され急伸。永大産業<7822>(東証スタンダード)は第3四半期の黒字など好感され急伸。上場3日目となったSOLIZE<5871>(東証スタンダード)は一段高となり高値を更新。クラダシ<5884>(東証グロース)は第2四半期決算など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して11億9783万株、売買代金は3兆2627億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は690銘柄、値下がり銘柄数は913銘柄となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る