さくらインターネットが連日高値、データセンター市場の拡大や政府関連需要を受け騰勢続く

■クラウド技術が経産省のプログラムに認定、材料含みの相場

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は2月26日、次第高となって続伸幅を広げ、午前10時30分過ぎに12%高の6300円(690円高)をつけて株式分割を考慮した2010年以降の高値を連日更新している。データセンターの大手で、直近は、20日に「『さくらのクラウド』の技術開発計画が経済産業省による『特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画』に認定」との発表を受けて騰勢が強まる相場になっている。

 データセンターの市場はチャットAIの利用拡大とともに急拡大しているとされ、このところは米マイクロソフトの大規模なAIインフラ投資などが伝えられている。さくらインターネット株は日証金が2月9日に貸借取引停止措置を解除したこと、「今後5年間で最大1000億円を投じて能力を増強する方針」(日本経済新聞2月14日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視され、2月13、14日頃から再び上げピッチを強めている。今後もこうした材料含みの相場が見込めるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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