小野薬品が急伸、訴訟和解し140百万米ドル受領、自社株買い・消却も好感

■25日朝、英アストラゼネカ社との特許訴訟で全面的和解を発表

 小野薬品工業<4528>(東証プライム)は7月25日、飛び出すように出直って始まり、取引開始後は5%高の2723.0円(137.5円高)まで上げ、約1ヵ月ぶりに2700円台を回復している。同日朝、英アストラゼネカ社との抗体関連特許訴訟に関する全面的和解により総額約140百万米ドルを受け取ることと自己株式の取得(自社株買い)・消却を発表し、好感買いが先行している。

 自社株買いは、上限株数が1600万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.89%)、上限金額500億円で、取得期間は2023年8月1日から24年3月22日。取得後の予定として取得した株式の全株を消却するとした。

 和解に至った訴訟は、小野薬品と米ブリストルマイヤーズスクイブが権利を有する抗PD-L1抗体/抗CTLA-4抗体関連特許に関する特許訴訟等の紛争で、このほど全世界で全面的に和解する契約を締結したという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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