【銘柄フラッシュ】文教堂グループHDなど急伸しホンダは回復し底堅い

銘柄フラッシュ

 29日は、昨日発表の第2四半期決算が好調だったシマノ<7309>(東1)は3.8%高となり高値を更新し、オムロン<6645>(東1)は7.6%高で戻り高値を更新、鉄鋼株のJFEホールディングス<5411>(東1)も5.2%高の大幅続伸となった。決算内容が今ひとつだったホンダ<7267>(東1)も前引けにかけて前日比プラス圏に浮上し、後場は一進一退だが底堅く0.1%安。また、本日の昼前に発表した東京テアトル<9633>(東1)は2.2%高となり戻り高値、橋本総業<7570>(東1)は4.2%高。13時に発表した川崎重工業<7012>(東1)は2.5%高、塩野義製薬<4507>(東1)は高値顔合わせの1.0%高。14時に発表したカナレ電気<5819>(東1)は2.0%高の戻り高値、三ツ星ベルト<5192>(東1)は6.3%高の戻り高値、西松建設<1820>(東1)も1.7%高で戻り高値に進んだ。半面、日本エアーテック<6291>(東1)などの「エボラ出血熱」関連株は軒並み反落となった。

 文教堂グループホールディングス<9978>(JQS)が明日株式を上場するアルファポリス(9647、東証マザーズ)の類似銘柄の書籍関連株ということで期待が広がり29.0%高と出直りを大きく拡大し、朝日ラバー<5162>(JQS)はLED関連株のため昨日の一粒で三原色を発光するLEDの開発報道などを材料に13.8%高、昭和システムエンジニアリング<4752>(JQS)は金融向けシステムを手がけ、大手銀行が決済の締め切りを16時に延長する可能性などに期待とされて2日連続ストップ高の18.2%高、オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)は新規抗がん剤に関するシカゴ大学との論文を材料に26.1%高となり高値を更新。

 訪日観光客の増加を材料に象印マホービン<7965>(東2)が戻り高値に進み4.1%高、ラオックス<8202>(東2)は高値更新後に伸び悩んだが0.6%高。

 東証1部の値上がり率1位はアイロムホールディングス<2372>(東1)の14.9%高となり、引き続き京都大学とのiPS細胞による難病治療薬の共同研究を材料視、2位は芝浦メカトロニクス<6590>(東1)の11.7%高となり昨日発表の第2四半期決算を好感、3位は東京エネシス<1945>(東1)の11.1%高となり昨日発表の業績予想の増額修正などを好感して高値を更新した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る