【株式市場】日経平均は6円安だが4万円台を保つ、資源株や不動産、銀行株など強くTOPIXは2日続伸

◆日経平均は4万90円78銭(6円85銭安)、TOPIXは2730.67ポイント(10.74ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億3441万株

 3月6日(水)後場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)が一段ジリ高となって上場来高値を連日更新し、アドバンテスト<6857>(東証プライム)も一段ジリ高など半導体関連株も次第に強い相場になり、昨日活況高の大林組<1802>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)なども続伸基調を継続。INPEX<1605>(東証プライム)などの石油・資源株は中国の経済計画など受け堅調。日経平均は次第に下げ幅を縮め、14時過ぎに一時50円14銭高(4万147円77銭)まで浮上、大引けは小幅安で2日続落となったが4万円台を保った。TOPIXは堅調で2日続伸。

 後場は、株式分割の三井不<8801>(東証プライム)が一段と上げ他の不動産株にも株主還元強化の期待が拡散。日本コークス工業<3315>(東証プライム)はCCVD(触媒気相蒸着)技術の政府プロジェクトへの採択が好感され出直り拡大。ヤマシナ<5955>(東証スタンダード)はeVTOL(電動司直離着陸機)開発企業との提携が好感され2日連続大幅高のストップ高。サイオス<3744>(東証スタンダード)とテックファームホールディングス<3625>(東証グロース)はAI関連株物色での連日急伸を受けた制限値幅の臨時拡大により一段高。ファンペップ<4881>(東証グロース)は花粉症ワクチン開発への取組を含む塩野義製薬<4507>(東証プライム)との提携で急伸しストップ高。ブロードマインド<7343>(東証グロース)は向う3年間の配当性向100%など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億3441万株(前引けは9億675万株)、売買代金は5兆1232億円(同2兆5499億円)。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は1200(前引けは1116)銘柄、値下がり銘柄数は401(同487)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、繊維製品、電力ガス、不動産、パルプ紙、非鉄金属、輸送用機器、銀行、水産農林、建設、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る