【株式市場】TOPIXは小高いが日経平均は軟調、NY最高値だが業績動向みて一服感

取引所

◆日経平均は2万9590円57銭(21円00銭安)、TOPIXは2041.48ポイント(0.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し6億5068万株

 11月8日(月)前場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東1)などの海運株は前週末のNY株式の連日最高値を受けて景気回復期待などから堅調だったが、自動車、鉄鋼、機械株などは中間決算と今期予想が出尽くしたとの見方で取引開始後まもなく軟調になった。日経平均は取引開始直後の123円88銭高(2万9735円45銭)を上値に値を崩し、午前10時半頃には93円37銭安(2万9518円20銭)まで軟化して前引けも軟調。一方、TOPIXは持ち直して小高い。

 メイコー<6787>(東1)は大幅増益の中間決算と業績予想の増額など好感されて急伸。マネックスG<8698>(東1)は引き続き米国子会社の上場に関する期待などで2日連続ストップ高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)はエストニアの子会社の不動産事業拡大などが材料視され一段高。夢展望<3185>(東マ)は引き続きRIZAPグループ企業の資本再編の思惑などが言われ2日連続急伸。フルヤ金属<7826>(JQS)は四半期大幅増益などが注目され一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億5068万株、売買代金は1兆5095億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は976銘柄、値下がり銘柄数は1086銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、空運、海運、鉱業、石油石炭、不動産、陸運、ゴム製品、精密機器、繊維製品、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る