【株式市場】円安が再燃し日経平均は後場一段高となって昨日の急落を奪回

株式

◆日経平均の終値は2万2356円08銭(498円65銭高)、TOPIXは1710.95ポイント(27.45ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億790万株

 14日後場の東京株式市場は、昼過ぎに円安傾向が強まる場面があり、前場の急反発(日経平均の前引けは254円66銭高の2万2112円09銭)を受け継ぐように日経平均は一段高で始まった。近鉄エクスプレス<9375>(東1)が前週末の四半期決算発表などを材料に出直りを強め、出光興産<5019>(東1)は13時頃から堅調になってジリ高。日経平均は13時頃から上げ幅400円を超えはじめ、大引けにかけて一段ジリ高。498円65銭高(2万2356円08銭)まで上げて高値引けとなった。13日の440円65銭安を奪回。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も大きく反発。

 後場は、ジャパンディスプレイ<6740>(東1)が岩井コスモ証券による投資判断の引き上げを受けて前週発表の四半期決算を見直す雰囲気になり一段とジリ高基調。クレスコ<4674>(東1)もトップライン(売り上げ収益)拡大を再評価とされて一段強い展開。アンジェス<4563>(東マ)は申請中の遺伝子治療薬の国内初承認が年内にも、との報道を受けて急伸。平山ホールディングス<7781>(JQS)は14日に予定する決算発表を先取るようにジリ高を継続。

 東証1部の出来高概算は10億790万株(前引けは5億8180万株)。売買代金は1兆7696億円(同8839億円)。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は1786(同1581)銘柄、値下がり銘柄数は273(同443)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、倉庫・運輸、精密機器、情報・通信、陸運、電力・ガス、不動産、繊維製品、建設、、などとなった。(HC)

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