【株式市場】前場の日経平均は70円安、半導体株の一角など安いが増配株や資源株など上げTOPIXは堅調

◆日経平均は3万8625円22銭(70円75銭安)、TOPIXは2648.66ポイント(0.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億9358万株

 3月14日(木)前場の東京株式市場は、NY市場で半導体株が軟調だったことや日銀の金融政策修正への不透明感などを受け、半導体関連株や鉄鋼、機械株などに下げる銘柄がみられた一方、政策保有株の縮減による有価証券売却益112億円と増配を発表した雪印メグミルク<2270>(東証プライム)が活況高となり、金や原油高を受けて住友金鉱<5713>(東証プライム)やINPEX<1605>(東証プライム)なども高い。川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株も反発。日経平均は104円安で始まり、午前9時半頃に295円58銭安(3万8400円17銭)まで下げたが、あとは回復傾向で前引けは小幅安にとどまった。

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)が急伸し、今期の増益率拡大見通しや上場維持基準の「流通株式時価総額」向上を目指す大規模な自社株買いを好感。Japan Eyewear Holdings<5889>(東証スタンダード)は1月決算や増配が好感され急伸。日本精蝋<5010>(東証スタンダード)は原油高が追い風とされて一時ストップ高。第一商品<8746>(東証スタンダード)は国内金相場の最高値が好感され急伸。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)は業績予想の増額修正など好感され2日連続ストップ高。monoAI technology<5240>(東証グロース)は信用取引の増し担保徴収の解除やKDDI との連係などが好感され早速出直り急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9358万株、売買代金は2兆570億円。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は945銘柄、値下がり銘柄数は652銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、石油石炭、鉱業、電力ガス、非鉄金属、繊維製品、証券商品先物、海運、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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