エニグモが急反発、1月決算で今期予想数値は出さなかったが増収増益を見込むとし注目再燃

■前1月期は営業利益12%減だが「攻めの準備を実行した一年」に

 エニグモ<3665>(東証プライム)は3月15日、急反発となり、午前9時40分にかけては17%高の391円(56円高)まで上げ、ほぼ3か月ぶりに390円台を回復して出直りを強めている。14日15時に発表した2024年1月期決算は純利益を除いて減収減益となり、今期予想も具体的な数値は出さなかったが、「売上高・営業利益については、前期比で増収・増益を見込む」(決算短信)などとし、好感されている。

 前1月期は前期比で売上高が9.7%減となり、営業利益は12.1%減だったが、当期純利益は投資有価証券売却にともなう特別利益により17.7%増加した。暖冬による秋冬物やジャケット類の減少などがあったものの、「鑑定サービスにおける鑑定対応ブランド数及び鑑定対応キャパシティを増強」「VIP会員とコンシェルジュ接点拡充によりコンシェルジュ経由の総取扱高が対前年比489%成長」「海外ショップとの連携施策等により、出品ブランド数は1.8万超に到達」「海外ショップ連携による総取扱高は対前年比246%と飛躍」(説明資料より)などを実現し、「攻めの準備を実行した一年」(同)と総括した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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