第一生命HDは上場来の高値を2日連続更新、「金利のつく世界」の到来を想定の見方

■三井住友FGなどの銀行株も高い

 第一生命HD(第一生命ホールディングス)<8750>(東証プライム)は3月22日、ジリ高基調のまま一段高となり、午前10時にかけて3927円(119円高)まで上げて実質的な上場来の高値を2日連続更新している。金利上昇が買い材料になる銘柄で、日銀がマイナス金利の解除などを発表した19日から動意を強めてきたため、「金利のつく世界」「金利の正常化」に向けた期待が買い要因との見方が出ている。東京海上HD<8766>(東証プライム)も高値を更新。三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株も高い。

 日銀はマイナス金利の解除後も政策金利の誘導目標を「ゼロ%から0.1%」とし、引き続き超低利の金融政策を継続すると伝えられている。ただ、物価動向などに応じて金融政策を修正するのは日銀の仕事でもあるため、将来的な一段の利上げを念頭に同社株などを買う動きがあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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