FIXERが後場一段と出直る、順天堂大と生成AIを活用した「医療DX」の共同研究に期待強い

■厚労省が補助、数日かかっていた作業が数分程度、などとし注目集まる

 FIXER<5129>(東証グロース)は3月27日の後場一段と上げて始まり、後場寄り後は10%高の1690円(151円高)まで上げて約3週間前につけた高値1770円に向けて上値を追っている。同日午前、「FIXERと順天堂大、生成AIを活用した医療DXへ共同研究―厚労省が補助、電子カルテ情報を基に生成AIで診療報酬を算定」と発表しており、事業拡大への期待が高まっている。

 発表によると、FIXERと順天堂大学は2月1日から、生成AIを活用した「医療DX」の共同研究を始めた。FIXERが提供する生成AIサービス『GaiXer(ガイザー)』を活用し、電子カルテの情報をもとに診療報酬算定の労力を減らす仕組みをつくる。従来は病院全体で数日かかっていた診療報酬の算定を数分程度(生成AIによる原案作成に数十秒、ヒトのチェックを合わせて数分程度)に減らせる見込み。将来は、診療報酬の改定に伴う医療関連システムの改修コスト削減にもつながり、国が進める医療費の削減にも寄与する見通し。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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