第一三共は米社との提携が好感されて高値引け

株式市場 銘柄

■米ダーウィンヘルス社と新規がん標的の獲得を目的に共同研究契約

 第一三共<4568>(東1)は6日の前場、時間とともにジリ高基調となり、6%高の3761.0円(198円高)まで上げて高値引けとなった。5日付で、米DarwinHealth(ダーウィンヘルス、ニューヨーク)が保有するバイオインフォマティクス技術を用いた新規がん標的の獲得を目的に、共同研究契約を締結したと発表。注目された。

 発表によると、ダーウィンヘルス社は、膨大な患者由来のがん細胞遺伝子発現情報から独自で開発した解析手法を用いてがん細胞の生存や異常増殖のシグナルの主要制御因子を見出してきた。これら主要制御因子ならびにそれに関連する因子は、新規がん標的となることが期待される。第一三共は契約一時金、各種マイルストンおよび販売ロイヤルティを支払う。

 株価はここ2ヵ月ほど高値もみ合いを続け、なかなか4000円の大台を抜け出せない展開だが、再びこの大台突破に挑戦する動きになってきたようだ。(HC)

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