【株式市場】前場の日経平均は649円高、急反発、台湾地震でも半導体供給に問題なしとされ買い直し殺到

◆日経平均は4万101円82銭(649円97銭高)、TOPIXは2746.14ポイント(39.63ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億5649万株

 4月4日(木)前場の東京株式市場は、台湾で3日に発生した強い地震でも半導体の供給に支障はないとされ、昨3日の日経平均一時621円安を買い直す動きが朝から強烈な印象となった。半導体関連株は総じて朝高の後伸びきれなかったが、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)は証券会社による目標株価の引き上げに加え、4月1日に日経平均に採用されたばかりとあって日経平均の上げとともに買いが増幅する様子で大幅高。原油高を受けINPEX<1605>(東証プライム)は連日15年ぶりの高値を更新、東京電力HD<9501>(東証プライム)など電力株も上げ、住友鉱<5713>(東証プライム)は金、銅の最高値などで7日続伸基調。日経平均は476円高で始まり、ほどなく791円17銭高(4万243円02銭)まで上げ、前引けも上げ幅600円台だった。

 ユニチカ<3103>(東証プライム)が中盤から急伸しハイエントロピー合金に関する発表を好感。イズミ<8273>(東証プライム)は西友の地域事業買収が材料視され活況高。ナルミヤ・インターナショナル<9275>(東証スタンダード)は今期も2ケタ増益予想の2月決算と中期計画など好感され大幅出直り。ハリマビステム<9780>(東証スタンダード)は空調設備工事などの企業買収などで急伸。キャスター<9331>(東証グロース)は急反発しマネーフォワード<3994>(東証プライム)との提携を再評価の見方。

 新規上場のアズパートナーズ<160A>(東証スタンダード)10時39分に2923円(公開価格1920円の52%高)で初値をつけ、2947円まで上げて前引けは2423円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億5649万株、売買代金は2兆3491億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1198銘柄、値下がり銘柄数は406銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、非鉄金属、電力ガス、鉱業、輸送用機器、保険、精密機器、ガラス土石、海運、金属製品、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る