ニトリHDは朝方の2.9%安から持ち直し0.5%安、為替介入の可能性高まるとされ逆張り買い増えている様子

■円高が業績に追い風、円相場は一時34年ぶりの円安だが

 ニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)は4月11日、朝寄り後の2.9%安(680円安の2万2970円)を下値に持ち直し、午前10時過ぎには0.5%安(120円安の2万3530円)まで上げて底堅い相場となっている。為替の円高が業績に追い風となる銘柄で、米国10日の円相場はCPI(消費者物価指数)を受けて一時34年ぶりの円安になる1ドル153円台に入ったと伝えられたが、これにより政府・日銀による為替介入の可能性がいよいよ高まってきたとみてニトリHDの下値を拾う動きがあるようだ。

 業績は好調で、月次動向は3月の国内売上高が既存店ベースで前年同月比11.4%増加し、3か月連続増加した。4月5日には、SMBC日興証券が目標株価を1万8500円から2万3000円に引き上げたと伝えられた。為替の円安が止まるだけでも株価は上がるとの期待がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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