【株式市場】日経平均は139円安で2日続落だがTOPIXは反発、低PBR株やAI・データセンター関連株など高い

◆日経平均は3万9442円63銭(139円18銭安)、TOPIXは2746.96ポイント(4.17ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億735万株

 4月11日(木)後場の東京株式市場は、前引けにかけて回復傾向だった半導体関連株が総じて伸び悩んだ一方、王子HD<3861>(東証プライム)やユアテック<1934>(東証プライム)が一段と上げ低PBR銘柄物色が再燃の様子となり、みずほFG<8411>(東証プライム)も一段強含んだ。日米首脳会談の成果に期待と三菱重<7011>(東証プライム)も一段堅調。日経平均は前引けから30円ほど持ち直して始まり、大引けまで下げ幅150円から100円のゾーンで小動きに終始し、前日比で2日続落となった。TOPIXは13時前から小高くなってもみ合い小幅だが反発した。

 後場は、アツギ<3529>(東証スタンダード)が一段と上げ新ブランドに期待と出直り拡大。きんでん<1944>(東証プライム)や東光高岳<6617>(東証プライム)も一段と上げ、原発再稼働の期待に加え電力設投関連株もデータセンター拠点の拡大や半導体工場の増加で高圧・変圧に恩恵の見方。戸上電機<6643>(東証スタンダード)も一段高。半導体株ではソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段高。湖北工業<6524>(東証スタンダード)も一段と上げ米グーグルが日米間に海底ケーブルとの報道に好反応。エヌ・ピー・シー<6255>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され仙波ストップ高のあと大引けまで買い気配。ASJ<2351>(東証グロース)も一段と上げてストップ高となり米マイクロソフトの対日データセンター大型投資を連日好感。

 新規上場のハンモック<173A>(東証グロース)は2160円(公開価格2060円の5%高)で初値をつけ、高値は前場の2331円(同13%高)、後場は一進一退を続け大引けは2101円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億735万株(前引けは8億1867万株)、売買代金は4兆1293億円(同2兆1568億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は697(前引けは535)銘柄、値下がり銘柄数は893(同1064)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、石油石炭、電力ガス、銀行、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物、機械、ガラス土石、保険、倉庫運輸、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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