ラクト・ジャパンが高値に迫る、全体相場の下げ一服模様となり第1四半期の好調を再評価

■輸入乳製品原料など好調で販売価格の改定効果など寄与

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)は4月18日、3日ぶりの反発基調となり、5%高の2525円(125円高)まで上げた後も2500円前後で売買され、3日前につけた2021年以来の高値2606円に向けて出直っている。12日に発表した第1四半期連結決算(2023年12月~24年2月)が前年同期比で経常利益50%増などと大幅な増益になり、第2四半期(累計)の連結業績予想の増額修正も発表。株価は15日に2021年以来の高値をつけ、その後は微調整となってきたが、18日は日経平均の下げが午前11時現在20円安など、このところの全体相場の急落が小幅になったことなどを受けて買い直す動きが再燃したとみられている。

 第2四半期の連結業績予想(23年12月~24年5月・累計)の見通しは、国内事業で輸入乳製品原料の販売や食肉関連商品の販売が順調に進んでいること、アジア事業でもチーズ販売が順調で乳原料販売の利益率が想定を上回ったこと、さらにチーズ製造販売で原料チーズ価格低下と販売価格の改定効果などがあること、などを要因として、24年1月に開示した従来予想に対し、売上高は3.9%上回る見通しに見直し、経常利益は同12.5%、親会社株主に帰属する四半期純利益は同14.0%上回る見込みに引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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