ホーブが一時ストップ高、イチゴでASEAN開拓、種苗輸出へと伝えられ期待高揚

■6月下旬頃から銀座千疋屋向け新品種「銀彩紅(ぎんざいく)」出荷

 ホーブ<1382>(東証スタンダード)は5月1日、急伸相場となり、取引開始後に一時ストップ高の2701円(500円高、23%高)まで上げ、午前11時を過ぎても上げ幅300円台で大幅高となっている。「四季成性イチゴ(夏イチゴ)」の品種育成と産地開拓に力を注ぎ、品種開発から果実販売まで手掛け、朝、「イチゴ販売のホーブ、ASEAN開拓、種苗輸出へ」(日本経済新聞5月1日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視されたようだ。「2025年にもマレーシアなどでイチゴ栽培に必要な品種登録を申請し、種苗を輸出できる体制を整える」と伝えられた。

 同社は4月17日に1894年創業の老舗果物専門店・銀座千疋屋(せんびきや)向けに夏秋いちごの新品種を育成し、品種登録出願を行ったと発表した。翌18日の株価は3円高にとどまったが、「出願品種については、今年度より自社農場で栽培し、6月下旬頃より収穫開始予定」「収穫した果実は全量銀座千疋屋様向けに出荷し、商品名「銀彩紅(ぎんざいく)」(銀座千疋屋様側で商標出願中)として同社の店頭で販売される予定」としたため、6月を楽しみにする株式市場関係者もいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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