沖電気が高値を更新、24年3月期の利益予想を増額修正、一段高で始まる

■法人税等調整額(益)を計上、本業の利益も上振れる見込み

 沖電気工業<6703>(東証プライム)は5月8日、一段高で始まり、取引開始後は1216円(70円高)まで上げ、約1か月半ぶりに年初来の高値を更新し、2021年以来の1200円台に進んでいる。7日の15時に2024年3月期の連結業績予想の修正を発表し、法人税等調整額(益)の計上により各利益を増額修正、好感されている。

 繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、法人税等調整額(益)を計上することとし、24年3月期の親会社株主に帰属する当期連結純利益は24年2月に開示した従来予想の2.1倍の見込みとし、136億円上回る256億円の見込みに見直した。営業利益も従来予想を10%上回る見込みとした。売上高は若干前回予想を下回る見込みに見直したが、営業利益はプロダクトミックスの影響や費用の減少により、前回予想を上回る見込みになり、経常利益は為替影響の良化等により更に上回る見込みとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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