大紀アルミが20年来の高値、業績・配当予想の増額修正など好感される

■3月期末配当は前期比で5円増配の18円の見込みに

 大紀アルミニウム工業所(大紀アルミ)<5702>(東1)は3月12日の前場、続伸一段高となり、1053円(43円高)まで上げて2000年以降の実質的な最高値を連日更新した。

 8日15時過ぎに業績・配当予想の増額修正を発表し、翌9日から連続高。3月通期の連結営業利益は従来予想を13.5%上回る89.9億円の見込み(前期比16.5%増)に見直し、純利益も同6.1%上回る57.7億円の見込み(同3.3%増)に各々増額した。

 当初、半導体不足による自動車業界への影響などを踏まえて販売数量が減少傾向の見込で予想を発表していたが、影響は軽微で推移した。3月期末配当は前回予想の1株15円に対し同18円の見込みとした。前年同期実績は同13円だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る