ジャムコが急伸、今期の営業利益3.3倍、5期ぶりに復配、好感買い先行

■エアライン向けスペアパーツ需要がコロナ禍前を超過

 ジャムコ<7408>(東証プライム)は5月13日、急伸スタートとなり、取引開始後は24%高の1452円(279円高)まで上げて約3か月ぶりに1400円台を回復し、大きく出直っている。ボーイングやエアバスの旅客機の化粧室、ギャレーなどの開発製造を受託し、連結営業利益が2024年3月期は前期比37.5%増加し、今期・25年3月期は3.3倍を見込むとした上、5期ぶりの復配を予定。好感買いが先行している。

 24年3月期は、世界的な航空旅客需要の回復にともない、メーカーの増産やエアラインのスペアパーツ需要の増加により連結売上高が前期比35.5%増加し、営業利益も同37.5%増加した。シート事業と機器製造事業は経常損失となった。今期・25年3月期は、前提為替を1米ドル当り140円とし、運航機数の増加によりエアライン向けスペアパーツ需要がコロナ禍前を超過するなかで、供給体制を強化し、確実に収益確保につなげる。また、航空機シート事業のリソースを航空機内装品に集約するなど、全社的に業務プロセスを改革し、生産体制の効率化を進める。年間配当は1株25円の予定とした。2020年3月期以来の復配になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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