あじかんは次第に強含む、第1四半期好調で第2四半期の業績予を大幅に増額修正

■通期予想は据え置いたが海外での伸びなどに注目集まる

 あじかん<2907>(東証スタンダード)は8月2日、小安く始まった後次第に強含む相場となり、1191円(34円高)まで上げた後も堅調に売買されて出直っている。1日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が好調で営業利益は前年同期の3.4倍になるなど大幅に拡大、第2四半期の業績予想の大幅な増額修正も発表し、好感されている。

 第1四半期の連結売上高は同3.0%増加した。前年同期にみられた鶏卵原料の供給制限にともなう販売抑制の影響を脱して国内が好調だった上、北米で現地の営業活動を本格化させたこともあり、北米の売上が大きく伸長したほか、オセアニアや東南アジアを中心に需要が拡大した。第2四半期の業績予想(24年4~9月・累計、連結)は、売上高は据え置いたが、鶏卵価格が足元において当初見込みを下回る状況で推移していることや、これまでの円安効果などを織り込み、営業利益を従来予想比80.0%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する中間純利益は同2.1倍に見直した。3月通期の予想は据え置き、予想に変更が生じた場合には速やかに公表するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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