【株式市場】前場の日経平均は135円高、好業績株や積極還元株への買い継続し半導体株も高い

◆日経平均は3万8491円15銭(135円09銭高)、TOPIXは2735.97ポイント(5.02ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億4417万株、

 5月15日(水)前場の東京株式市場は、株式5分割と自社株買いなどを発表したソニーG<6758>(東証プライム)が活況高となり、3月決算が大幅に上振れた三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は上場来の高値、横浜ゴム<5101>(東証プライム)は急伸など、引き続き好決算や事本効率の向上、株主還元の充実などを発表した銘柄に資金が集まった。また、米NASDAQの最高値などを受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株が全般堅調となり、収益回復が目立つ銀行株も三井住友FG<8316>(東証プライム)が2008年以来の高値など堅調。日経平均は177円高で始まり、午前9時半にかけて460円54銭高(3万8816円60銭)まで上げ、その後はダレ模様に転じたが前引けも上げ幅100円台を保った。

 アトラエ<6194>(東証プライム)がストップ高となり第2四半期決算の大幅増益と9月期末の初配当、自己株式の消却など好感。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は株主優待制度の新設や第3四半期の大幅増益など好感され出直り急激。日本精密<7771>(東証スタンダード)は3月決算予想の大幅な増額修正を受けて急伸しストップ高。GMO TECH<6026>(東証グロース)は再びストップ高となり一段と上げ、大幅増益を好感した前週後半の急伸相場が再燃の見方。モブキャストホールディングス<3664>(東証グロース)は第1四半期決算が好感されて上場来の安値圏からの出直り急。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は前期の大幅増益やニッケル大手との鉱石加工に関する試験成功などで連日大幅に出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は11億4417万株、売買代金は2兆6880億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は545銘柄、値下がり銘柄数は1058銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、ゴム製品、精密機器、電気機器、輸送用機器、鉱業、銀行、機械、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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