【株式市場】日経平均は41円安で2日連続小幅安、資産株など人気でTOPIXは小幅反発

◆日経平均は3万9166円19銭(41円84銭安)、TOPIXは2675.73ポイント(0.78ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して23億6563万株

 2月29日(木)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)がジリジリ強含みレーザーテック<6920>(東証プライム)は徐々に下げ幅を縮めるなど半導体関連株に底堅さがみられ、前場軟調だったソニーG<6758>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)は寄り後から13時過ぎにかけて小高くなり次第高など、物色の強さがうかがえる相場になった。日経平均は304円安で始まったが時間とともに持ち直し、14時半頃からは一時小高くなり42円09銭高(3万9250円12銭)まで上げて終値での史上最高値(2月27日の終値)を上回ったが、大引けは小安くなり2日続落のため高値更新は持ち越した。TOPIXは小幅反発。

 後場は、セブン&アイHD<3382>(東証プライム)が一段高となりヨーカ堂を売却との観測記事を完全否定したが思惑強い様子。トヨタ<7203>(東証プライム)も一段と上げ最高値を更新し政策保有株、持ち合い株の含み益膨大の期待。アルプス物流<9055>(東証プライム)は大株主の異動観測を受けて終日買い気配のまま大引けストップ高。オーミケンシ<3111>(東証スタンダード)は一段高となり土地保有会社とあって三菱重工の土地売却益5000億円などから連想買いの見方。日産証券グループ<8705>(東証スタンダード)は一段と強含み大幅増配を好感。ピクセラ<6731>(東証スタンダード)とフィスコ<3807>(東証グロース)は一段と上げてストップ高となり資本準備金の減少などの発表を受け財務改善への期待高揚。Birdman<7063>(東証グロース)は芸能プロの在り方とタレントの意識変化が追い風とされ大きく上値を指向。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して23億6563万株(前引けは8億4434万株)、売買代金は6兆404億円(同2兆3128億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は692(前引けは465)銘柄、値下がり銘柄数は927(同1138)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、小売り、鉱業、銀行、保険、ゴム製品、精密機器、輸送用機器、陸運、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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