神戸製鋼が再び出直る、新中期計画を発表し売上高3兆円などめざす

■前計画ではROIC(投下資本利益率)6.7%(目標5%以上)実現

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は5月20日の後場、1973.0円(62.0円高)で始まり、5月10日以来の2000円台に向けて再び出直る相場となっている。午前10時に『KOBELCOグループ中期経営計画(2024~2026年度)』の策定を発表、「マテリアリティ(中長期的な重要課題)への取組みをさらに強化していく」などとし、好感されている。

 前中期計画ではROIC(投下資本利益率)が6.7%(目標5%以上)を実現し、資本と負債のバランスを示すD/Eレシオは23年度末で0.55倍(目標0.7倍以下)となり、収益・財務面で共に目標を達成した。新中期計画では、2030年度に向けて、売上高3兆円(24年3月期は2兆5431億円)、経常損益2000億円(同1609億円)、ROIC8%を安定的に確保できる「未来に挑戦できる事業体」を目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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