テクノプロHDは昨年来の安値圏から出直り強める、株式消却など好感、月次動向にも期待

■「下半期は海外を中心に期初計画を下回って推移」のため重いが進捗率は計画線

 テクノプロHD(テクノプロ・ホールディングス)<6028>(東証プライム)は6月4日、後場も2日続伸基調で始まり、13時には2658.5円(26.0円高)まで上げて昨年来の安値圏から出直りを強めている。技術者派遣や技術コンサルティング、派遣先業務運営サポートなどを行い、5月31日に普通株式90万株(消却前の発行済株式総数に対する割合0.84%)を2024年6月20日付で消却すると発表し、以後連日高となっている。

 2024年6月期・第3四半期連結決算(23年7月~24年3月・累計)は、営業利益が前年度期比10.5%増の183億46百万円で、「大きな利益成長を見込んでいた下半期は、海外を中心に期初計画を下回って推移」(説明資料)のため、やや肩スカシ感が漂ったが、据え置いた通期予想245億円(前期比12.2%増)に対する進ちょく率は75%のため計画通りになった。むしろ見直す動きも出ているようだ。6月12日には、5月の月次動向「国内エンジニア在籍数・稼働率」を開示する予定で、株価の値動きにも変化が出る期待がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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